国税のクレジットカード納付が2017年1月より可能となりました。広く話題になったのでご存知の方も多数いるのではないかと思います。2017年6月12日より源泉所得税についても納付可能となりました。クレジットカードによる納付が可能になったことで、国税納付でもマイルを貯めるチャンスが出来ましたので、こちらの記事では国税納付でマイルを貯める利点があるのか検証したいと思います。どちらかと言えば、個人事業主や中小企業の社長様向けな記事になってしまいますが、知恵袋として読んでいただければ幸いです。
目次
クレジットカード納付出来る国税の種類
一言で国税といっても多数ありますのでご紹介します。
所得課税 | 資産課税当 | 消費課税 |
---|---|---|
所得税 | 相続税 | 消費税 |
法人税 | 贈与税 | 酒税 |
地方法人特別税 | 登録免許税 | たばこ税 |
復興特別所得税 | 印紙税 | たばこ特別税 |
地方法人税 | 揮発油税 | |
地方揮発油税 | ||
石油ガス税 | ||
自動車重量税 | ||
航空機燃料税 | ||
石油石炭税 | ||
電源開発促進税 |
以上のような国税がクレジットカードで納付出来るようになりました。
あまり個人で支払うことのない税目が多いです。個人事業主や中小企業の社長様であればよく目にする税目も多数あるかと思います。
国税のクレジットカード納付には手数料が必要
残念ながらクレジットカードの納付には対応したのですが、納付には金額に応じて手数料が必要となってきます。
1万円までは手数料税込み82円です以降1万円増えるごとに82円の手数料がかかってきます。
仮に100万円の納付であれば8,208円もの手数料が必要なのです。
マイルを貯める観点から計算するとマイル還元率1%のクレジットカードで決済した場合100万円で10,000マイルが獲得できますので、分かりやすい様に1マイル=1円としても手数料と獲得マイルの収支は若干ですがプラスになります。
このことから会社組織の方の場合クレジット決済できる立場ならクレジット決済する方が賢い方法ですね。もちろんマイルを貯めている方が前提です。
言い換えればマイルを貯めている方なら国税はクレジット決済しない理由がありません。
それが手数料とクレジットカードのポイントやマイルの収支がプラスマイナス0でもポイントやマイルになるなら大歓迎ですね。ポイントやマイルには税金がかかりませんから。
源泉所得税のクレジットカード納付方法
2017年6月12日から納付可能になった金額の確定していない申告型の源泉所得税の納付方法について説明します。
納付方法はe-taxにて源泉税の必要書類に記入、添付し所管の税務署に提出します。e-taxの説明までいれるとかなり脱線しますので省略します。
提出が終わり確定されますとe-taxの受信メールボックスにメールが届きますのでそのメール内からのリンクで納付出来るよう使い勝手が向上していますので確認してみてください。
この赤枠のボタンでクレジットカード納付サイトに移動できるようになっています。
国税クレジットカード納付のメリット、デメリット
メリット
クレジットカード納付が可能になったことで、支払期日をカード会社引き落とし日まで伸ばすことが出来る。又、カードのリボ払いも可能な為手数料は発生するが、資金繰りができる。
税務署に出向いたりする時間を必要とせず、手続きがネット上で完結出来る為、時間の節約につながる。
デメリット
決済手数料が発生してしまうくらいでしょうか。そのデメリットもマイルを貯める事前提ならメリットとなり、デメリットがなくなってしまいます。
クレジットカード納付の制限や注意事項
クレジット納付できる金額は1,000万未満とされています。又領収書等が発行されません。納付完了後のページはプリントできますので、プリントしておくと良いでしょう。
税務署の窓口ではクレジットカード納付は出来ませんので注意してください。
融資や会社組織の手続き等ですぐに納税証明等が必要な場合も要注意です。クレジット納付では証明書を発行できるまでに3週間程度の期間が必要です。
国税はクレジットカード納付すべき?
個人では利用用途がかなり少ないですが、個人事業主の方や中小企業の社長様などある程度融通出来る方は積極的にクレジット納付をおすすめします。
先に述べたように、手数料がある程度かかっても、還元されるポイントやマイルには税金がかかりませんし、手数料と相殺しても余程へんなクレジットカードを使わない限りは収支プラスに働くでしょう。
ANAマイルを貯めているならば1マイルの価値は使い方によって跳ね上がりますので今後現金で納める理由が見当たりません。
どんどん活用していきましょう。